電波利権の構図

日本には言論の自由化を守るために　メディアの

コングロマリット（複合企業）化を制限する

「マスメディア集中排除原則」がある。にもかかわらず
主要テレビ局は　大手新聞社と系列関係にある
日本テレビは読売新聞。テレビ朝日は朝日新聞
テレビ東京は日経系といった具合

両業界の系列化を推し進めた立役者が　元首相の田中角栄だ
田中角栄は　電波の持つ強大な力を的確に把握した政治家であり
権力側が電波の割り当てという権限をつかって　マスコミを支配する
「電波利権」の基盤を築いたといわれている
電波利権の象徴が、「波乗り記者」

かつて各新聞社の郵政省記者クラブ（現総務省記者クラブ）に配置され
電波の割り当てを受け取るために情報を集めたり、役人や政治家と
親しくなったりする役割りを担わされていた
権力側は　電波利権をテコにマスコミに影響力を及ぼし、
マスコミは電波利権を守るために権力側に迎合する。

これが電波利権の構図だ。
記者クラブに加えて、電波利権も官報複合体の基盤になっている